
熊本が誇る伝統園芸「肥後六花(ひごろっか)」のひとつである肥後朝顔(ひごあさがお)の展示会を開催します。
洗練された美しさと、歴史ある仕立て方で人々を魅了する肥後朝顔。この機会にぜひご鑑賞ください。
肥後朝顔とは?
肥後朝顔は、江戸時代から武士たちの間で育てられてきた、熊本発祥の伝統園芸植物です。
特徴は「小鉢本臺作り(こばちほんだいづくり)」という独特の仕立てにあります。草丈は鉢の高さの3〜4倍ほどにとどめ、本蔓を摘まずに育て、第一花を草丈の4分の1の高さに咲かせることで、鉢と草姿、そして花の調和を重んじた風流な姿を演出します。
一時は、第二次世界大戦や昭和28年の大水害の影響により絶滅したとも言われましたが、徳永据子氏の尽力により品種が守られ、昭和36年に「涼花会(りょうかかい)」として復活しました。
肥後朝顔 一般公開展示会のご案内
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開催日:9月第1日曜日 会場:水前寺成趣園「古今伝授の間」▶︎▶︎MAP13
この展示会では、育成者が丹精込めて育てた肥後朝顔を一般公開します。
細川重賢公の時代から武士のたしなみとされてきた、熊本の美意識が息づく伝統の花をぜひこの機会にお楽しみください。

